動画で学ぶ、効果的な学習のポイント


外国語で言いたいことを言えるようにする、これは簡単なことではありません。

 

興味深いレポートがあります。 

ある英語の上手な方の体験レポートでした。その人は留学したが、学校の勉強では身につかないと感じて、すぐに退学、その後イギリス国内を放浪、会話表現集と小さな辞書をたよりに奮闘、それで会話が自由にできるようになったわけではないけれど、その時ある感覚を身に付けたそうです。その感覚とは「言葉をあるがままダイレクトにつかんで、そのままの形、あるいは少し応用して使う感覚」つまり「ネイティブの感覚」ですね。

 

※ 引用は池田ブログの2018年12月1日バックナンバーから。「不思議な体験が教えた英語をつかむ感覚」で検索すれば直接ご覧になれると思います。

 

 

 外国語は暗記(インプット)では話せるようにはならないのは定説です。会話ができるようになるには、話す(アウトプット)ことが必要です!できるならネイティブ感覚をつかむほどに!行えれば最高です。でも現地体験が必ずしも学習にはなりません。じつは私(教室運営者)もタイに3年ちかく滞在しましたが、片言のタイ語しか話せませんでした。知人の若者は1年でペラペラでした。違いは、彼は現地でタイ人の講師を家庭教師にして学んでいました。彼には話そうとする意欲とまた実際に話して、間違いを修正する努力をしていました。つまり学習をしていました!

 

 

文法で日本語と対比しながら、中国語で表現しようとするのは、努力が活かされない!というのも現在では多くの人がそう思っています。中国語の表現の仕方を法則として理解して話そうとすると、却って法則に縛られて話せなくなってしまいます。ですから文法はおおまかな骨組みや必要最低限な法則だけ知っていれば話すうえで十分です。

 

それで効果的な学習のポイントは以下のようになります。

 

① 中国語に浸る環境づくり  ☞   自分にあった方法を見つけましょう。動画はお勧めです。

② 沢山言い間違えをしよう  ☞ 間違いは正しい言い方の土台です。間違えずに、正しい言い方は身に付きません!

③ 簡単に話そう(シンプルトーク)☞ 中国語を日本語と同じように話すのは無理です。簡単に短く表現する練習から始めましょう!


ドラマでどのように学べるか?


聞き取れない単語や意味も取れないことも多いと思います。ですので予習は気軽に数回見ておいて頂ければ十分です。

 

大切なのは、学んだ会話をどれほど自分のものにできるかです。つまり単語を入れ替えたりフレーズを入れ替えることで、スッと学んだ表現が使いこなせるように自主トレをしていただければ、身に付くのは確実です。レッスンでは講師が文字起こしをしたり、意味の解説もしてくれます。皆で話し合うこともあるでしょうから、積極的に中国語を口にだしてご参加ください。間違えれば間違えるほど、在宅復習で自主トレをするときに、しっかりと正しい表現が身に付きます。そのようにして、体験した言葉ほど自分の言葉になります。

 

在宅復習の一つの提案です。

 

 

講習で使った一部分(30秒程度)を抜粋してみます。3:30~3:57です。以前のサークルでは5:16まで行いました。

アメリカで働く
「明哲」が、お母さんが亡くなったため、中国に帰るために妻と空港に向かっている車中で、妻との会話です。

 

「明哲」が母親が亡くなったことを電話で知らせてきた父親のことについて話しています。母親は最近まで元気だったようです。